モノを捨てても大丈夫だよ。

「亡くなった母から貰ったモノだから」と、元の収納に戻される場面に何度となく遭遇してきました。

モノが少なく自室すらなかった時代に生きてきた親世代。
伝線したストッキングも、壊れたラジオも何でも修理していた青春時代は、そう簡単に忘れられるものではありません。

せめて修理されていたら。
せめてカビが生えていなければ。

全てが手作りであったメイドインジャパンの品物は、重厚で丁寧な造り。
制作に掛けられた時間を考えると是が非でも捨てるわけには行かない!

かと言って、全て使いこなせる量でもなく。

親も子供を困らせるつもりは毛頭も無く、引き継いでくれれば嬉しい。
そんな単純な気持ちだけ故に、捨て去ることを阻みます。


ご自分一人で片付けようと思い出の品を手に取ると、やはり手が止まってしまいます。
大切にしていた親の背中が思い浮かんで、分かっていても進められない。

でも、邪魔になって捨てるしかない段階で困っている姿を親は喜ぶのでしょうか?
私が親だったら「もう、捨てていいよ」と言いたくなります。

親が使っていた物は「親の代で役目を終えています」

モノを捨てても、親の記憶まで失くしてしまう事はありませんよ。

「全然オッケー👌」と笑っていますよ。もっと気楽に。

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