節約する≠使わない

久々に80代の両親の住む実家に行ってみたら洗面所のタオルがボロボロなのに、箱入り新品タオルがわんさか出て来る、なんて事よく見る光景ですね。

高齢者は穴が空いて変色しても「使えるから」と劣化タオルを使い続けてしまいます。

そんな時「汚いから交換して」と言っても心に届きません。「モノを消費しないから大事に(節約)している」と言う、彼らの美学があります。


安くて高品質な既製品が出回るようになった今でも、モノが無い時代の感覚を持ったままで新しいものを使う事がモッタイナイのです。長期間の保管がかえって品物を痛めてしまう事実への理解が手元の品物を「用途通り使う」近道です。

30年キレイに箱にしまっておく事が節約やモノを大切にすることではありません。
「モノを活躍させて!」と収納の奥から取り出してあげましょうね。

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