50代からは入口を意識する

先週のお客様。物置化した部屋のお片付け5時間。
「今後、ご使用の無い物を撤去しましょう!」とスタートして、
不要になった物は45ℓ20袋あまり。

50代になると「自分が買った衣類」だけでも、相当溜まってしまいます。
「今シーズンは全く着なかった衣類」は思い切って手放してみましょう。

服が減るとメリットもたくさん。

1)探し物が減り迷わない。コーディネートがラク
2)出し入れがラク
3)畳む・仕舞うがラク
もれなく‘3大ラク生活‘が手に入ります。
無理せず時短テクが発動できるのです!

上記のお客様の衣類。ちゃんとクリーニング店のタグがついていました。
1点1点気を配り保管し続けていた事が分かる反面、
1点当たり300円程度で50枚クリーニングすると、


15.000円

使ってしまったお金を計算しても仕方がありませんが、
使われない服の保管+クリーニング代とダブルの損です。

そして更なる悲劇(!)がやってきます。


「自分が買った衣類」だけ悩むならば、まだマシで、
50代になると親・親族や知人・習い事の師匠の形見として、
ドッサリと衣類や道具を引き受けてしまうことがあるのです。

「不要なもの・自分が使わない物は受け取らない」と決心していても
「ご遺族・故人の大切な思い出」として差し出されると無下に断れない。

そういう物が衣類に限らず増大してしまうのが50代なのです。

「そんな物は絶対受け取らない」と冷静に対処出来れば良いのですが、
ご遺族が半泣きで「大切にしてくれる〇〇さんだから」と家にまで届けに来たら…

断れませんよね。人間だもの。


お片付けルールの「全部だして不要なものを取り分ける」も、
50代以上になると「要らないから捨てる」と言う単純なことが、
シガラミや形見となってバッサリ切り捨てることが出来なくなります。

形見を捨てるなんて、その人の記憶さえも消えてしまいそうで、
恐ろしくも出来ない。


自責の念にかられ、知り合いに形見や遺品を押し付ける常套句なのですが、
一度受け取ってしまうと「故人を偲ばなければならないグッズ」として、
牙を剥いてくるのです。

でも、よく考えてほしいのは
「本当に要るものは最期まで手元に置いておくもの」なのです

他人に押し付ける段階で、誰かにとって不要になった物です。
無料でも欲しくない物・保管し続けることが苦痛な物はさっさと手放しましょう。

そうやって捨てることを躊躇った品物が知人の間で引き継がれるから。
あなたのちょっとした優しさが次の世代の負担にならないように。

〇〇さんに形見として渡してほしい物は、厳選して(数点程度・相手の保管負担にならない量)普段使う物とは別にしておく。

50代を過ぎると、そういう配慮が必要ですね。

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