それは損ではありません。
そろそろ年末に向けての支度が始まります。
年末大掃除に向けて、「今年こそ何とかしよう!」と張り切りだすのもこの時期。
捨てる片付けが流行しているので「とにかく捨てればいいんだよね!」と片っ端から捨てていく方もいる一方で、売っても大した金額にならないから手放す方が損だわ…と、もう何年も使わずに保管し続けている物を元の場所に戻される方もいます。
モノにとっての「損」とは何でしょうか?
今はほとんど使わなくなった10年前1万円で購入した鞄。
特に思い入れも無いけれど売っても1万にはなりません。
数百円が良い所でしょう。
10.000-200=▲9.800円
「損をした金額」が脳内ではじき出されます。
9.800円も損をするくらいなら手放さない!
もしかして、鞄だけのコストで考えていませんか?
鞄は何回使用しましたか?
2、3回?鞄のレンタル料としては高額で益々手放せない…
では、視点を変えてみましょう。
【使わないモノのための保管場所】を作るために、収納ケースに入れ部屋の一角を占領しているコストを計算していますか?
【3段引出しの中で保管】していると想定すると、
1980円(収納ケース)+498円(防虫剤)+保管場所(100円×120か月)=14.478円の経費が掛かっています。
出番のない鞄をこれだけのコストをかけて保管し続ける勿体なさを考えると、本当の損とは「使わないで閉じ込めておくこと」ではありませんか?
モノが多いお宅は、収納家具も比例して多いです。使わないモノの巣窟になってしまった収納家具の中身こそ、最初に見直す場所です。
使わないモノを保管するためのコストを減らし、本当に欲しい物を手に入れてください。
収納は所詮、収納。
要れる中身が無ければ不要です。
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